「片想い」は、千住明全編曲によるカバー・アルバム『歌姫』からのシングルとして、1994年3月24日にCDシングルでカバー・アルバム『歌姫』と同時発売された楽曲で、シングルとしては、前作「Everlasting Love ・ NOT CRAZY TO ME」に続く両A面シングルとなり、「片想い・愛撫」として「愛撫」と共に発表された。「片想い」はこのシングル盤には1曲目として収録された。カバー・アルバム『歌姫』からのシングルカットにあたり、MCAビクターの女性社員の投票によってこの「片想い」が選ばれたという。この楽曲は、安井かずみの作詞と、川口真の作曲である。「片想い」はもとは槇みちるのシングル「鈴の音がきこえる」のB面楽曲であったが、中森のこの楽曲は中尾ミエ版「片想い」のカバーとなっている。カバー・アルバム『歌姫』には「片想い」のアウトロにアレンジが加えられたアルバム・バージョンが収録されており、収録時間が異なっている。
「愛撫」は、1993年9月発売のスタジオ・アルバム『UNBALANCE+BALANCE』からの2枚目のシングルとして、1994年3月24日にCDシングルでリリースされた。シングルとしては、前作「Everlasting Love ・ NOT CRAZY TO ME」に続く両A面シングルとなり、「片想い・愛撫」として「片想い」と共に発表された。「愛撫」はこのシングル盤には2曲目として収録された。「愛撫」は、 松本隆が作詞を手掛け、小室哲哉が作曲と編曲を務めた楽曲である。1992年夏から制作が開始されていたスタジオ・アルバム『UNBALANCE+BALANCE』の中で最初にレコーディングされたのがこの「愛撫」と同じく小室作・編曲である「NORMA JEAN」であったという。この作品はシングル化を想定して制作されていたが、1993年春の発売直前に最終的にMCAビクター移籍第一弾シングルに選ばれたのは、坂本龍一プロデュースの楽曲「Everlasting Love」であったとレコード・プロデューサーの川原伸司はリリースの経緯を明かしている。
シングルとしてリリース以後も、「愛撫」はファンから高い評価を集めた。これを受けて1996年8月には、「愛撫」を手掛けた小室プロデュースによるシングル「MOONLIGHT SHADOW-月に吠えろ」がリリースされた。
Lonely Night 瞬いて消える 短すぎる人生なら
眩しく燃えつきるまで 生きたい
Lonely Night 触れれば触れるほど
Lonely Night 遠ざかる身体
だけどいいの 今はいいの
夜空を流れる 流星になりたい
※Touch Me Touch Me
Touch Me
Through The Night※
(※3回くりかえし)
めぐり逢って しまったんだもの
戻せないの 時間は
あなたの手の 時計を外して 海に投げて沈めた
許さないでね 許してないから憎むくらいに見つめて
柔らかな髪 撫でていた爪が
優しさで染まってく Lonely Night 人は孤独な波
Lonely Night 寄せて返すだけ
逆らうほど 沈みそうで
あなたの背中に しがみついてた
Lonely Night 探せば探すほど
Lonely Night 見失う未来
だけどいいの 今はいいの
夜空を流れる 流星になりたい
(※4回くりかえし)
Lonely Night 触れれば触れるほど
Lonely Night 遠ざかる身体
だけどいいの 今はいいの
夜空を流れる 流星になりたい