本帖最后由 Fairz 于 2013-1-9 23:05 编辑
一首很经典的歌谣让听者感受到男女之间对逝去的爱情的追忆和渴望,原唱是名为『 Kとブルンネン 』的一对男女组合,这首歌谣其后皆被偶像歌手南沙織、朝倉理恵、柏原芳恵翻唱过,三位玉女都是嗓音甜美,唱腔清纯,编曲略有不同。
歌词:
白いベンチに 腰かけながら
遊ぶ鳩を 二人で見てた できるならば 帰りたいけど 今は 遠い あの日
こわれた愛を 二人 やりなおしたいの あなたと あそこから あの場所から 愛を始めたいの
白いベンチに 別れを告げて 二人どこに あれから行った 若い二人 からだとからだ 求め 合って 生きた
忘れたものを 二人 探してみたいの あなたと あそこから あの場所から 愛を始めたいの
なくした愛を 二人 みつめてみたいの あなたと あそこから あの場所から 愛を始めたいの
Kとブルンネン「あの場所から」 ( 1970年 ) 作詞:山上路夫/作曲:筒美京平/編曲:筒美京平
1969年にデビューした『Kとブルンネン』アメリカ人女性と日本人男性のデュオで、1968年にデビューして売れていた「ヒデとロザンナ」の二番煎じと言われていたみたいですが、確かに音を聞くとそれを否定出来ない感じです。
『ブルンネン』:1951年6月20日?アメリカコネチカット州生まれで三鷹市在住のアメリカンハイスクール3年在住の19歳。
『K』:本名は鈴木豊明、昭和22年11月3日?千葉県川口市生まれで明治大学商学部在学中の23歳。
「あの場所から」という曲、筒美京平が作曲だけでなく編曲もしているのですが、まだ70年代中期から始まるアイドル的なキラキラしたポップス感ではなく、しっとりと和風を感じるアレンジになる。ベンチャーズ歌謡をもっとシャープにしたような感じで、初期小柳ルミ子っぽいとでも言うのか。
ブルンネンが少し英語なまりの日本語で歌い出し、Kが交互に歌い、サビでハモっていく。しっとりとしたメロディだけれど、思わず途中で「アモーレー、アモーレーミォー!」と叫んでしまいそうなイメージもある。
南沙織「あの場所から」 (1972年12月)
作詞:山上路夫/作曲:筒美京平/編曲:高田弘
南沙織(みなみ さおり、1954年7月2日 - )は、日本の元アイドル歌手。本名は内間(現:篠山)明美。デビュー時は母親の郷里、鹿児島県(奄美大島)生まれとされたが、実際は生まれも育ちも沖縄県。また長年、フィリピン人とのハーフであるとされてきたが、正しくは実母と実父は日本人で実母の再婚相手がフィリピン人ということである。
朝倉理恵「あの場所から」 (1973年2月)
作詞:山上路夫/作曲:筒美京平/編曲:高田弘
朝倉理恵(あさくらりえ 1953年4月5日 - )は東京都出身で、1970年代に活動した日本の歌手、女優。
現在のEMIミュージック·ジャパンの前身である東芝レコードが結成した少年合唱団シンギングエンジェルスの合唱団員として音楽活動を始め、後にソロとなり桜井 妙子名義で童謡やアニメソングやCMソングなどを歌っていた。
1972年に当時のCBSソニー(現在のソニー·ミュージックエンタテインメント)のオーディションに合格[2]し、1973年「あの場所から」で朝倉理恵としてデビュー。その澄んだ透明感のある(特に高音部)天使のような歌声から、現在でも根強いファンが多い。
朝倉理恵Ver.「あの場所から」の編曲は高田弘となっているのですが、基本的には筒美京平Ver.を手直しした感じで、音色はソフトになりストリングスの高音が目立っている。男女デュオだったVer.と比べて、薄味になっている。少しテンポも抑えめでメロディの良さが前面に出ているようで、こっちでは「アモーレー」と叫ぶ感じではない。
柏原よしえ「あの場所から」 (1982年8月)
作詞:山上路夫/作曲:筒美京平/編曲:大村雅朗
柏原よしえがカバーしているのですが、実際の事をいうと1980年、同期デビューの松田聖子?河合奈保子?岩崎良美あたりと比べて大きく引き離され、さらに1982年組と言われる小泉今日子?中森明菜?松本伊代?早見優などの新人が出ている時代「この古い楽曲でのカバーはないだろ」という印象だったのですが、逆に地味だったために目立ったのか19万枚のヒットとなり、「あの場所から」史上もっとも売れたVer.になりました。
編曲は大村雅朗で、ストリングスが豪華になり音色もシャープな感じになっている。そして何より70年代と80年代が違っているのは、ベースとドラムというリズム楽器のミキシングが大きくなっているという点。
柏原よしえの何か舌が短いんじゃないか?という歌唱法は初代「KとブルンネンVer.」を思い起こさせ、さらに清純派を装った感じが「朝倉理恵Ver.」をも踏襲していている。
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