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[文学] 【日本民间故事】神灵赐予的孩子

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发表于 2011-9-8 10:41:06 | 显示全部楼层 |阅读模式
【日本民间故事】神灵赐予的孩子

むかしむかし、あるところに、子どもがいないおじいさんとおばあさんがいました。「明神さま、お願いします。わしらはもう年ですが、どうか、子どもを授けてください」

很久很久以前,某个地方,有位老爷爷和老奶奶没有孩子。“神啊,求求你了。我们已经到了这把年纪了,请一定赐个孩子给我们吧。”

二人が明神さまにお願いしていると、「おぎゃー」と、どこからか赤ん坊の泣き声がしたのです。

两人向神灵祈求后,不知道从哪里传来了“呜哇—”的婴儿哭泣声。

「おや?」二人が声の主を探してみると、なんと元気のいい男の赤ん坊が、道ばたに捨てられていたのです。

“咦?”两人寻找声源,发现一个很精神的男娃被扔在路边。

「これはきっと、明神さまが願いをかなえてくれたに違いない」そう考えた二人は、赤ん坊に三吉(さんきち)と名づけて大事に育てました。

“这一定是神灵实现了我们的愿望。”两人这样想着,就给婴儿取名叫三吉,对他爱护有加。


三吉はとても頭のいい子どもで、ちょっと教えただけで、読み書きもそろばんも出来るようになりました。

三吉是个很聪明的孩子,只是稍微教了一下,就能读写拨算盘了。

おまけに大変な力持ちで、たった一人で田んぼの稲を刈り取って、家ほどもある大きな束にすると、「えいっ!」と、背中にかついで持って帰るのです。

而且力气很大,只要一个人就能在田里割稻,并捆成房子一样大的一束,大喊一声“呀!”,就背在背上拿回家。

おまけに心優しく子ども好きなので、三吉が年頃になると、三吉のお嫁さんになりたいという女の子が村にはたくさんいました。

而且心地善良,很喜欢孩子,所以三吉到了一定年纪的时候,村子里想嫁给三吉的女子很多。

でも、三吉は、「おら、誰とも結婚なんかしねえぞ」と、言うのです。

可是三吉却说:“我不想和谁结婚。”


やがて三吉が十八才になると、三吉はおじいさんとおばあさんにこう言いました。「じいさま、ばあさま、今日まで育ててくれてありがとう。本当に感謝している。だけど、おらは明神さまとの約束で、十八になったら神さまにならねえといけねえんだ。だから、今日でみんなともお別れだ」

不久之后,三吉到了十八岁了,三吉这样对老爷爷老奶奶说道:“爷爷,奶奶,谢谢你们把我养到这么大。真的非常感谢。可是,我和神灵有约,到了十八岁必须做神去,所以,今天是和大家告别的。”

おじいさんもおばあさんもびっくりしましたが、けれど三吉は明神さまから頂いた子どもです。

老爷爷和老奶奶大吃一惊,可是三吉毕竟是神灵赠送的孩子。

しかも、これから神さまになるというのですから、引き止めるわけにはいきません。

而且,是要成神去了,所以不能阻止。

そこで二人は涙をこらえながらも、三吉が旅立つのを見送ることにしました。

于是两个人忍住眼泪,目送三吉出发。


さて、それから数ヶ月後、村に大雨が降って、村人たちが大切にしている橋が壊れてしまいました。

话说,几个月之后,村子里下大雨,把对村民来说很重要的桥破坏了。

「どうしよう。これでは仕事に行けねえぞ」

“怎么办。这样的话没办法工作了。”

「だども、直そうにも簡単には・・・」

“而且,修起来也不是那么容易的……”

みんなが困っていると、ふらりと三吉が現れて、「よし。おらが橋をかけてやるだ」と、持ち前の力で、あっという間に橋を直してくれたのです。

正在大家感到困扰的时候,三吉突然出现了,“好嘞,我帮你们架座桥吧。”以天生的大力气,不一会儿就修好了桥。


それからも三吉は時々姿を現すと、村の子どもたちと遊んでやったりしたそうです。

听说之后三吉也会偶尔出现,和村里的孩子们玩。

でも、三吉は神さまになったためか、村を出てから何年もたっていないのに、ひげが真っ白のおじいさんになっていたということです。

可是,不知是不是因为三吉成神了,离开村子没几年,却已经成了个留着花白胡子的老爷爷。

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