このアルバムで初めてメンバー全員が曲を提供している。それまでの過去三作では、ほとんどの作曲を野呂が担当し(唯一の例外は櫻井の「SAILING ALONE」)、このアルバムでも大半を野呂が作曲する予定であったが、曲作りの途中で野呂が入院してしまい、急遽ほかのメンバーが各々1曲ずつ作って持ち寄ることになったのが経緯である。向谷は、1980年10月25日発売のジュディ・アントン『Smile』に提供した「Reflections Of You」のインストゥルメンタル・バージョンを作成。特に神保はこれまで作曲の経験がなかったのだが、入院中の野呂から熱心に作曲法を学ぶことにより、今までのカシオペアにない、爽快感あふれる曲「RIPPLE DANCE」を作り出した。これが神保にとってメロディーメーカーとしての第一歩となった。