高校中退後、ロサンゼルスに4年間留学。帰国後2年間はデモテープ作りに励む。1987年にTUBEのアルバム『SUMMER DREAM』の『Stay in my eyes』『憧れのハワイ航路』、BLIZARDの『DREAM TENTION』(松川敏也との共作)で作曲家デビュー。また渚のオールスターズの『渚のカセットvol.1』でボーカル初披露。1988年にTUBEのベーシストの角野秀行が交通事故による休業のため、TUBEのライブツアーにサポートベーシストとして参加。
1989年に『LA JOLLA(ラ・ホーヤ)』でソロデビュー。1990年に『おどるポンポコリン』を歌っていたB.B.クイーンズにベーシストとして参加し、第41回NHK紅白歌合戦に出場。
1993年にZYYGとして活動するも(元々は、元グラスバレーの出口雅之とREVを結成する予定であるが、音楽性の違いにより、REVは出口のソロユニットとなった)1994年に脱退。その間にもZARD、MANISH、DEEN等に楽曲提供をし、1994年にはオリコン作曲家シングルセールス6位を達成。
1995年にBarbierとして活動。同年リリースした、『Rest of My Life』以降は、英語での作詞、セルフプロデュースである。ギターでレコーディングをすることがあるものの、本人曰く、「ギターはあまり弾けない」とのこと。また、ライブでは、サポートミュージシャンとして参加しているDIMENSIONと行うも、トークをする一面も。
1997年のライヴMC中に、サポート参加していた増崎孝司の口から間接的ではあるが「他者への楽曲提供はしない」と公表。栗林はコンポーザーとして名前が知られていたため、多くのファンは冗談と受け取っていたが、その後発表される栗林の曲は激減し、発表された曲も多くがストックとされている。
1998年9月22日に渋谷CLUB QUATTROにて行われたライヴを最後に表立った活動を停止する。
作曲:
亜蘭知子『Everthing』『と・も・だ・ち』『と・も・だ・ち』
生沢佑一『Hard to Say Good-bye』
岩田さゆり『壊れたピアノ』
宇徳敬子『まぶしい人』
大黒摩季『Return To My Love』『戸惑いながら』
大森絹子『SOUTHERN WINTER』『ONE AND ONLY』『なつかしむようにKISSをしないで』
KEY WEST CLUB『LAST SUMMER DAYS』
Captain George with Nipper Zipper『FOXY GIRL』
ZARD『君がいない』など46曲
西城秀樹『もいちど』
桜井ゆみ『Nothing Minnie Blues』『もうダメだ…』
TUBE『ダンス・ウィズ・ユー』『Remember Me』など7曲
TUNE'S『笑顔がいいね』
DEEN『永遠をあずけてくれ』『Teenage Dream』『いつかきっと』
DIMENSION『Mirage』
統乃さゆみ『ダンス・ダンス・ダンス』
BLIZARD『Broken Loneliness』『Kill Me Your Love』『I'M ALONE』『OVER HEART』『Empty days』
古川真一『Andante』
前田亘輝『KEEP HOPE ALIVE』
MANISH『走り出せLonely Night』『ゆずれない瞬間(とき)』『君の空になりたい』
柳原愛子『きっとふたり会えてよかった』
WANDS『寂しさは秋の色』『Jumpin' Jack Boy』『Secret Night -It's My Treat-』
专辑收录曲:
全作曲:栗林誠一郎
1.Love Ya, Rady
作詞・編曲:栗林誠一郎
2.I LOVE YOU SO
作詞:小田佳奈子 編曲:栗林誠一郎
3.帰らない季節
作詞:小田佳奈子 編曲:大島こうすけ
4.誰かが待っている - 原曲:ZARD
作詞:坂井泉水 編曲:栗林誠一郎
自身がZARDに提供した曲のカバー。ZARDver.に比べてゆったりとしたメロディーのボサノヴァ&ジャズ調。
5.遠く離れても
関西テレビ制作・月曜夜10時枠の連続ドラマ「愛と疑惑のサスペンス」エンディングテーマ
作詞:小田佳奈子 編曲:栗林誠一郎
6.Don't you see what I love
作詞・編曲:栗林誠一郎
7.永遠をあずけてくれ - 原曲:deen
作詞:川島だりあ 編曲:栗林誠一郎(ストリングスアレンジ:池田大介)
DEENのアルバム「DEEN the Best キセキ」の初回限定版に2枚目のCDに収録。
8.残された夏
作詞:小田佳奈子 編曲:栗林誠一郎
9.いつでも君を見つめている
作詞:小田佳奈子 編曲:栗林誠一郎
10.Canaria~カナリヤ~ - 原曲:ZARD
作詞:坂井泉水 英訳詞・編曲:栗林誠一郎
全編、栗林のピアノ演奏作品。
11.Nobody Got It Right
作詞:小田佳奈子 編曲:大島こうすけ
1曲目「Love Ya Lady」は、ホーンセクションをフィーチャーしたハードロックナンバーです。鈴木さんのハードなギターが炸裂しています。青山さんと栗林さんによる重厚なリズム隊も安定感抜群です。
2曲目「I Love You So」は、過ぎ去った夏を思わせる、哀愁あふれるナンバーです。哀愁でありながらも、クールな音に仕上がっています。
3曲目「帰らない季節」は、ミディアムテンポのシンセファンクナンバーです。大島こうすけさんによるアレンジで、シンセファンクでありながらも、AORテイストのマイルドな音に仕上がっています。田川さんのジャジーなギターソロも印象的ですね。
4曲目「誰かが待ってる」は、繊細さあふれるミディアムナンバーです。ZARDに楽曲提供した曲のカバーのようです。アコースティックギターとピアノをフィーチャーしたジャジーな音に仕上がっています。
5曲目「遠く離れても」は、たそがれ時を思わせる、哀愁漂うアップテンポのナンバーです。ホーンセクションをフィーチャーし、より力強い音に仕上がっています。
6曲目「Don't You See What I Love」は、浮遊感あふれるミディアムファンクナンバーです。打ち込みを取り入れているものの、シンプルな音に仕上がっています。栗林さんのハイトーンボイスによるコーラスが印象的です。田川さんの渋いバッキングのギターも聴き所ですね。
7曲目「永遠をあずけてくれ」は、重厚なミディアムバラードです。DEENに提供した楽曲のカバーでもあります。DEENバージョンがやや打ち込み色があるのに対し、栗林さんバージョンは、生音中心の音作りです。間奏の田川さんのギターも聴き所です。
9曲目「いつでも君を見つめている」は、AORテイストの強いミディアムナンバーです。ハネたリズムのドラムは、江口さんによるもの。小野塚さんのピアノソロと増崎さんのジャジーなギターソロも聴き所です。
11曲目「Nobody Got It Right」は、アップテンポのシンセファンクナンバーです。3曲目と同じく大島さんによるアレンジです。こちらは、都会的でアダルトな音に仕上がっています。岩切さんのコーラスも印象的です。
このアルバムは、全体的にAORテイストの強い音に仕上がっています。角松敏生さんのようなゴージャスさやセクシーさには欠けますが、安定感抜群の音作りだとは思います。角松さんよりも、SING LIKE TALKINGや崎谷健次郎さんに近いかしら。
このアルバムを聴いていますと、DEENの田川さんのギターはカッコいいなと改めて感じさせられました。私の好きなギタリストである浅野祥之さん(故人)ばりの渋いギターを聴かせてくれますね。