1.夕方Friend
(作詞・作曲:原由子 編曲:桑田佳祐 & Head Arrangers)
タイトルの「夕方」は「You got a」をもじったもの。サザンのメンバー野沢秀行がパーカッションで参加している。
2.Rimbaud(ランボオ)
(作詞・作曲:桑田佳祐 編曲:桑田佳祐 & Head Arrangers 弦管楽器編曲:八木正生)
「ランボオ」とはフランスの詩人アルチュール・ランボーのことである。
野沢は本作の他何曲かに参加している。
3.Misty Morning
(作詞・作曲:原由子 編曲:桑田佳祐 & Head Arrangers)
5thシングル「横浜 Lady Blues」c/w。コーラスでサザンのメンバー松田弘が参加している。
4.横浜Lady Blues
(作詞・作曲:桑田佳祐 編曲:桑田佳祐 & Head Arrangers)
直前に発売されたソロ5thシングル。横浜の地名などは特に登場しないものの、情景などの描写が特徴的な歌詞になっている。先行シングルのため、本作と同一のビジュアルを採用している。
5.新・野毛山模様
(作詞:桑田佳祐 作曲・編曲:桑田佳祐 & Head Arrangers)
タイトルは「新」となっているが、もともと「野毛山模様」という楽曲は存在せず、続編などという意味ではない。横浜の野毛山公園が舞台で、夜の物静かな情景を唄っている。歌詞に出て来る“ポンタさん”とは、サポートでも参加しているドラマーの村上秀一の事。
6.恋のメモリー:三昧編
(作詞・作曲:原由子 編曲:桑田佳祐 & Head Arrangers 管編曲:八木正生)
タイトルに“三眛編”とあるが、別バージョンが存在するわけではない。ベストアルバム「Loving You」にも収録された。
7.嵐の第三京浜
(作詞・作曲:原由子 編曲:桑田佳祐 & Head Arrangers)
タイトル通り第三京浜道路でのドライブデートをテーマにした曲。
8.女優
(作詞:桑田佳祐 作曲:桑田佳祐 & 神山暁雄 編曲:桑田佳祐 & Head Arrangers)
歌詞には“ヘイ・ヘイ・ホー”というフレーズが登場するが、これは北島三郎の「与作」の歌詞から取ったものと考えられる。桑田がコーラスのほかギターで、また松田弘がパーカッションで参加している。
9.恋は、ご多忙申し上げます
(作詞・作曲:桑田佳祐 編曲:桑田佳祐 & Head Arrangers)
先行シングルとしてヒットしたソロ4thシングル。 資生堂「フィアネス」CMソングとなり、オリコンでも現時点でソロとして最大となるセールスを記録している。「ザ・ベストテン」や「夜のヒットスタジオ」等にも積極的にソロ出演し、ピアノ弾き語りではなくハンドマイクを持ち、新田一郎が付けた振り付きで歌った。また、本シングルのスポットCMも放送され、原は看護婦のコスプレを披露していた。
10.冷たい月曜日
(作詞・作曲:斉藤誠 編曲:桑田佳祐 & Head Arrangers With 斉藤誠)
サポートメンバーの斎藤誠が作詞・作曲を手がけた曲で、本作では唯一の原、桑田以外による作品。
11.いちょう並木のセレナーデ
(作詞・作曲:桑田佳祐 編曲:桑田佳祐 & Head Arrangers)
サザンのシングル「Ya Ya (あの時代を忘れない)」と同様、青山学院時代の思い出を歌った曲。桑田が曲全体にコーラスで参加している。また、サザンのメンバー大森隆志と関口和之がコーラスで参加しており、これでサザンのメンバー全員が参加していることになる。
のちに小沢健二がこの曲へのリスペクトを込めて、カバーでは無く同タイトルのオリジナル曲「いちょう並木のセレナーデ」を作った。1994年リリースの小沢のオリジナルアルバム『LIFE』に収録。
12.ヨコハマ・モガ
(作詞・作曲:桑田佳祐 編曲:桑田佳祐 & Head Arrangers)
シーナ&ザ・ロケッツの鮎川誠とのデュエット曲。間奏ではドラマ風の2人のセリフ回しが聴ける。
「モガ」とは、昭和初期に流行した言葉で、ファッション・文化の最先端を行く女性「モダンガール」の略。